2010-04-13 第174回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
これは、日本だけではなくて、アメリカも今ジョブレスリカバリーとか、あるいは今回はジョブロスリカバリーという言葉が言われておりますけれども、なかなか及びにくいということであります。
これは、日本だけではなくて、アメリカも今ジョブレスリカバリーとか、あるいは今回はジョブロスリカバリーという言葉が言われておりますけれども、なかなか及びにくいということであります。
その理由としては、アメリカにおけるジョブレスリカバリーは、製造業の失業者がふえるだけではなくてサービス業の失業者もともにふえているというときに起こっている。日本で見ました場合にも、日本も製造業の失業者がふえているだけではなくてやはりサービス業のところも非常に厳しくなっている、こういうことを申し上げたわけであります。
世界的な潮流を見ましても、例えばアメリカを見ましても、アメリカは、一九九一年そして二〇〇一年と二回、雇用回復なき景気回復、ジョブレスリカバリーの経験をいたしまして、今回もまたそういう状況になりつつあるのではないかというふうに心配をいたしております。
特に最初の、お聞きしましたジョブレスリカバリーに日本が陥ることはないかどうかというのは大変大事な問題でありまして、その可能性があるとするならば、それに対する対策をしっかり打っておかないといけないわけでありますから、このことに対するしっかりとした御答弁をいただきたいというふうに思います。
これをごらんいただきますとおり、九一年と〇一年はジョブレスリカバリーになった。この特徴は何か、共通している特徴は何かといいますと、確かに製造業部門の雇用者数が減っている、その製造業が減ったときにサービス部門もともに減っている、ともに減ったときにジョブレスリカバリーが起こっているというのが一つの考え方でございます。
ただ、あの当時を考えますと、ジョブレスリカバリーと言われました。製造業への派遣の解禁は、厳しい雇用状況の中で、雇用の場の確保を目的として行われたんですね。今、約四十六万人の方が製造派遣で働いておられる。私は、これはいろいろな議論があると思いますが、雇用の確保について一定の役割を果たした、こう考えております。
ジョブレスリカバリーという、つまり、どんどん便利になっていくんだけれども、もう雇用が要らないやという状態になってくるんですよね。 こういうことで、物すごい安価で、そして革新的な技術、そういうのが通信で出てきた。
そして、もしかして、アメリカのようにジョブレスリカバリー、仕事がない、失業者はそのまま、失業率は高どまり、あるいは非正規雇用が高どまりしたまま次の五年を迎えるかもしれません。 そこで、大臣に、恐縮ですが私の資料の四枚目をお開きいただけますでしょうか。私がここにお示ししたのは、資料五としてございますが、「企業の社会保険料負担と法人税推移」というものをとらせていただきました。
ジョブレスリカバリーかもしれません、この景気回復は。そういう意味からすると、やっぱり日本のその雇用のそういう構造が変わってきたということからすると、それに対する雇用政策というのも、従来型のそういうもので、しかも何かあったらパッチワーク型で、その都度その都度やってきたということから、本気で、何といいますか、腰を据えた、やっぱり一本筋の通った雇用政策が必要ではないかと。
社会が効率的に発展していく、改善されていくけれども雇用がふえないという雇用の回復なき景気回復、このジョブレスリカバリーのこの状態の中での雇用対策、失業対策、これを経済産業省ではどのように考えているんでしょうか。
ジョブレスリカバリーという言葉がございましたけれども、突き詰めて言うならば、経済がよくなったとしても、国民の、庶民の生活、雇用というものが悪くなるのでは、果たしてどんな意味があるのかということが問われることになると思うわけでございます。
確かに、アメリカが一九九〇年代の初め、景気が回復してきたときにやはりその傾向がございまして、ジョブレスリカバリー、雇用を生まない景気の回復だと言われた時期がございました。ところが、それが数年たちますとどんどんと雇用を生むようになり、波及効果を生むようになる。
また、九二年から九三年に、アメリカで雇用がようやくふえ出す、一時ジョブレスリカバリーと言われる時代があって、タイムラグがあったのですが、ようやく雇用がふえ出したときにも、おっしゃるように、チープレーバーといいますか、今までの中間管理職がどちらかというとブルーカラーに近い方の職場に就職せざるを得ない、職業、収入の二極分化が起こるというようなこともございました。
そういうような新しい創業がいろいろな面から出てまいりまして、一時ジョブレスリカバリーと言われたのが、今は失業率が非常に低い社会になった。 日本も必ずそういう新しい産業が生まれてくる。
そして、午前中も紹介されていましたように、俗に言うジョブレスリカバリーという現象が起こっているわけですけれども、実際、書店や自動車販売、証券業などではそういうことが顕著にあらわれているということなんですね。 実際、これも日本の場合、ではアメリカと比較してどうなのかと。
さらに、先生御指摘の時間的な問題、これは全体の目標としての理念でございますが、時間的に、アメリカでも始まったとき、最初に中間管理職がかなり減ったということが報告されておりまして、実はその報告書、「アメリカの没落」という名前の本でございますが、私が翻訳したのでございますけれども、そのころ、確かに二年から三年、ジョブレスリカバリー、景気は変わってきたけれども仕事はふえないのだと言われたことがございました
そこで、もう余りたくさんの時間はないので、私は九〇年代のジョブレスリカバリーを、九〇年代の前半、たしかアメリカのクリントン政権ができたころはそうだったんだと思うんですが、そのとき大体三つあったと言われているわけです。そのアメリカの九〇年代が回復したというのは、一つは企業のリストラ、もう一つはITの推進、もう一つは財政再建をやっているんですよね。
ジョブレスリカバリーというふうに言っていいんでしょうか。 そういうふうに考えたときに、じゃ補正予算とかは必要ないじゃないかという議論だってあり得るんだろうと思うんですが、そこは補正予算が必要だという判断をされた理由は何なんでしょうか。
○国務大臣(牧野隆守君) 先生が今御指摘のジョブレスリカバリーの件でございますが、私ども調査いたしましたら、九〇年から九七年までのまだ古い統計ですが、日本で情報化投資による雇用代替効果、これは百九十四万人要らなくなりました。片方で、情報化投資による雇用創出効果、百七十二万人雇用することができるようになったということで、残念ながら二十二万人実はその関係で減ったということになっております。
○国務大臣(堺屋太一君) 今、委員御指摘になりましたジョブレスリカバリーという現象でございますが、これは特に九〇年代に景気がよくなったときにアメリカに顕著でございました。 大体、景気がよくなってから雇用が増加するまで、完全失業者の減少が起こるまでどれぐらいのタイムラグがあるかということを見ますと、五〇年代、六〇年代、七〇年代ぐらいまでは大体二、三カ月でございました。
アメリカがかつてジョブレスリカバリーと言われた時代がありましたね。日本もやはりああいうことになるのかどうか。 景気の回復と雇用の回復はタイムラグがあるということでしょう。そのタイムラグがどのくらいになるのか、そのタイムラグの間をどうつなぐのか。そのミスマッチ対策なんかを今労働省は一生懸命職業訓練や何とか助成金、奨励金でやっておりますけれども、この辺はどういうふうに考えればいいのか、お二人どうぞ。
ただ、一方で気になる点もございまして、ジョブレスリカバリーと言われるように、二十一世紀を展望したときに、IT投資はさらに加速度的に拡大していくものと思われますし、またアジア経済も着実に回復し、またさらに拡大していくことと思われます。また、グローバル化が進むこうした世界に対応していくために必然的に雇用の流動化も起こってくる。これが現実でございます。
アメリカの場合にも、九一年を底にしてよくなってきたわけですけれども、よくジョブレスリカバリーなどと言われておりますように、銀行貸し出しは伸びていない、あるいは雇用もそれほどよくなっていないけれども景気がぐっと上がっていった、GDPはふえていったといったようなことが起こっているわけで、私ども、全体としてそれを判断して、デフレ懸念の払拭が展望できるということになったときには、ここだと思って時を失せずにゼロ
まだこれのデメリットの面というのがそんなに大きく出てきているとは思いませんので、この超低金利政策といいますか超金融緩和がもう少しすべての面に浸透していくまで、またその間にいろいろ前向きな構造改革なり新しい動きが出始めてくるのを十分注意して見ながら、当面、雇用等にはまだ暗い数字が出ていくかもしれませんけれども、けさ申し上げたアメリカのケースを見ても、よくジョブレスリカバリーなどという言葉が使われておるのを
ところが、ヨーロッパの方はそれがなかったということが基本的には失業率を高めざるを得ない、ジョブレスリカバリーという問題として起こってきたのじゃないかというふうに思います。
先ほどのヨーロッパのジョブレスリカバリーといったところでもどうもそういった動きが見られるわけでありまして、一度雇っちゃうと大変だよというような認識が強い。そのために、例えば人手不足ということであれば、簡単に解雇といいますか雇用調整をできるような人たちを対象として採用を行うというようなことが行われているのが実態ではないだろうかと思うわけであります。
その先行き不安感というものがそういうことなのかなというふうに、ちょっと私もわからない部分がありますが、先ほども言いましたが、ジョブレスリカバリーですか、樋口先生、景気は回復しているが失業率の悪化はそのままであるというお話、本当にこれはもう目からうろこが落ちると言ったらあれですけれども、もしそうであれば非常にこれは危機的な状況であろうというふうに思うんです。